スピーキングで重要な2つのこと:イントネーションとアクセント(リズム)と発音

スピーキング

スピーキングスキルを上げるために、あなたが身につけるべきことがあります。それは、イントネーションとアクセント(リズム)と発音です。これら2つを覚えることで、一本調子でなく、ネイティブにとって聴き取りやすく、ストレスを感じない英語を学ぶことができます。

そして、日本人にとって英語特有のイントネーションとアクセント(リズム)と発音の習得が難しいため、多くの英語学習者が苦労しています。

この記事では、イントネーションとアクセント(リズム)と発音の重要性についてあなたが理解できるように詳しく解説していきます。

イントネーションとアクセント(リズム)と発音の習得が必要なの2つの理由

スピーキングスキルを身につけるためには、イントネーションとアクセント(リズム)と発音の2つの習得が不可欠です。その理由は、「伝わる英語」を身につけるためです。

いくら英単語を多く暗記しても、また英文法を使えるようにしたとしても、上記の2つを無視した英会話ではネイティブに伝わる英語を話すことは難しいいでしょう。

では、なぜイントネーションとアクセント(リズム)と発音を意識することが大切なのでしょう。その理由は以下のとおりです。

1.文章の意味や主旨をはっきり伝える

英語の特徴の一つは、「強調したい単語を強く言う」ことが挙げられます。分かりやすく説明してみましょう。例えばこのような文章があるとします。

I would like you to have this.      私はあなたにこれをもらってほしい。

さて、同じ文章でもアクセントが変わるとどのように文章の意味が変化するのか見てもらいましょう。
1.I would like you to have this.      私はあなたにこれをもらってほしい。
2.I would like you to have this.      私はあなたにこれをもらってほしい。

どうでしょう、アクセントが変わるだけで同じ文章でも意味が全く違ってくることが分かりますか? 1の方は「あなた」にもらってほしい、と主語がもらってほしい「人物」に焦点を向けているのに対し、2では「これ」という「モノ」に向けられています。一字一句全く同じ文章でも、アクセント一つで文章全体の意味合いが変わってしまいます。

2.言いたいことのニュアンスを正確に伝える

言いたいことのニュアンスを伝えるために、英語ではイントネーションをよく使います。代表的なのが、語尾の上げ下げです。

下の文章を例にして、説明していきましょう。

Excuse me.      すみません。

通常、英文の語尾は下げ調子で終わります。誰かを呼び止めるためや、「失礼します」という意味合いで使われる、代表的な英語フレーズです。

しかし、このフレーズが上げ調子になったときのニュアンスは変わります。

語尾が上げ調子になるということは、英文では通常「疑問文」の場合です。ですので、相手に対して何か聞き返している、というように理解できます。そして、状況によっては「ちょっと何?」という相手に対して明らかに不快感を表している表現にもなりえるのです。

3.文脈のあたりをつける

英語を聞いていると、「早口だな」と感じることが多くありませんか? 英語の特徴の一つに「リエゾン」があります。英語独特の発音の変化のことで、これにより「英語が難しい」と思ってしまう学習者が数多くいます。
しかし、イントネーションにより大事な単語が強調されるので、たとえ全ての単語が聴き取れなくてもだいたい分かるのです。多くの英語を聴くことが条件にですが、ネイティブでないあなたでも確実に分かるようになります。

イントネーションとアクセント(リズム)と発音の習得方法

イントネーションとアクセント(リズム)と発音が、スピーキングスキルを向上させるために重要であることが理解できたでしょう。
ここでは、それぞれのスキルを習得するための学習方法に関して解説していきます。

1.イントネーションとアクセント(リズム)

イントネーションとアクセント(リズム)を習得するために、次のことをやりましょう。

  1. 英文の区切り方を学ぶ
  2. 息継ぎのコツを学ぶ
  3. 音読をする

1.英文の区切り方を学ぶ

英語を話す時、単語一語ずつではなく「意味のかたまり」ごとに区切られます。この区切りには一定の法則があり、ほとんどの場合はそれに則っています。

ただし、あまり厳密に考えるのではなく、あくまでも参考にすることをおススメします。

基本文型は区切らない 五文型は区切り無し
前置詞がある I put a book / on the desk.
接続詞がある I gave him a pen, / but he did not like it.
カンマ、コロン、セミコロンがある When you come here, / please bring some food.
関係代名詞や「that」がある My father is a musician / who plays the piano.
不定詞や動名詞がある I went to Nagoya / to meet my friends.

2.息継ぎのコツを学ぶ

英会話では、息継ぎをするタイミングは「英文の区切り」と同じと思っていいでしょう。「1.英文の区切り方」で、区切りを入れる場所を示しました。息継ぎも「意味のあるかたまり」を意識して行ないます。息が続かないぐらい「意味のあるかたまり」が長い場合は、区切りで息継ぎしてください。

ただし、区切りがあっても短い文章で、息が続くようであれば一気に話しても大丈夫です。

3.音読をする

理屈だけでは、スピーキングを習得することはできません。理屈を知ったうえで、実践することが重要です。

そのためにおススメしたいのが「音読」です。まずは、ネイティブの会話を聴いて、それをそっくり真似するところから始めるということです。

音読をするときは、すでにお話した「英文の区切り」と「息継ぎのタイミング」の他に、「リエゾン」と呼ばれる英語独特の発音の変化に注意して行ないましょう。

また、英語のスピーキングでは、日本語よりも口の周りの筋肉をよく使います。音読を行なうときは、意識して口を大きく動かすようにすることが大事です。

2.発音

英語は日本語と違い、発音が複雑になっています。それが、英語習得を難しくしている原因の一つにしています。そして、「発音ができないから英語を話したくない」というのが日本人の傾向もあり、「発音がダメでもいいからまずは英語を話すことが大事」されています。そのため、スピーキング学習において発音の練習は特に重要視されていないのが現実でしょう。

しかし、そういった考えは正しくありません。

どういうことなのか、説明していきましょう。

「カタカナ英語」から抜け出すために練習が必要

スピーキングが苦手な学習者の多くは、「英語の発音が難しい」と思っているため声に出すことをためらいます。たしかに、発音を気にして話すのをためらっていては、スピーキングスキルの上達が遅くなってしまうかもしれません。

そうとは言え、発音練習をないがしろにしてしまったら、いつまでも「カタカナ英語」から抜け出せない状態が続いてしまいます。先ほども言ったように、英語の発音は日本語よりも複雑なので、ちゃんと発音の練習をしないかぎり私たちが知っている音でしか発音ができなくなるからです。

どういうことかと言うと、例えば「a」という母音の発音を見てみると、日本語では「あ」のみですが、英語では6種類もあります。6種類全てを「あ」という発音だけでは表現することは不可能です。それぞれの発音を正しく行なうためには、それぞれの発音を理解して練習するほかありません。

発音練習はスリーステップで行なう

発音練習は、ただ声に出して行なえばいいというものではありません。必要なステップがあるのをご存知でしょうか。
発音練習に必要なステップは、こちらの3つになります。

  1. 発音記号を覚える
  2. 英語を聴く
  3. 録音して確認する

それぞれの項目に関して、説明していきましょう。

1.発音記号を覚える

あなたは、発音記号というものを覚えていますか? 中学校の英語学習で必ず教えらえるものです。辞書にも必ず記載されているものでもあります。

発音記号を覚えるメリットは、実際に聴く前にどのように発音をすればいいのかを把握できることです。まずは、理屈で発音を理解するということです。

発音記号を完全に覚えたら、単語の綴りと合わせて覚えていきましょう。そうすることで、綴りを見ただけでどのように発音すればいいのかが分かってきます。

2.英語を聴く

発音記号を見てどのように発音するのか頭に入れたら、次はネイティブの発音を実際に聴いての練習です。

頭で理解しても、実際に声に出してみるとなかなかうまくいかないものです。日本語と英語では、使う筋肉が違うため、動かそうと思ってうまくいきません。

ですので、特に発音の練習を始めたころは、「ゆっくり」「口を大きく開ける」ことを意識して発音練習に取り組んでみましょう。発音練習の目的は、「正確な発音を覚える」ことにあります。最初は、話すスピードを気にしなくてもいいですので、正しい発音を声に出すことに努めてください。

3.録音して確認する

実際に声に出して練習しているときに、あなたの声を録音しておきましょう。自分の発音を録音することで、あとで確認して改善できるようにしておくことが大事だからです。
また、録音しておけばネイティブに発音をチェックしてもらう機会ができたときにも役立ちます。

まとめ

スピーキングにおいて、イントネーションとアクセント(リズム)と発音の習得は大変重要です。これらには、文章の意味や主旨をはっきり伝える、言いたいことのニュアンスを正確に伝える、文脈であたりをつける、という3つの理由があるからです。

イントネーションとアクセントの習得は、1)英文の区切り方を学ぶ、2)息継ぎのコツを学ぶ、3)音読をする、この3つの方法を行ないましょう。

そして、発音の練習は、1)発音記号を覚える、2)英語を聴く、3)録音して確認する、この3つのステップで行なってください。

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