リーディングスキル上達の近道はできない「理由」を知ること

リーディング

リーディングに対する苦手意識があるのなら、まずはその理由を突き詰めてください。できない理由が分からならければ、克服するための対策ができないからです。

リーディングができないからといって、ただ闇雲に英字新聞・雑誌、あるいは洋書などをただひたすらに読んでいませんか?多くの書物を読んでいれば、いずれ英語が読めるようになると考えていませんか?

もちろん、多くの書籍を継続的に読んでいれば、いずれは読めるようになるでしょう。ただし、あなたのリーディングスキルが上がらない本当の理由を突き詰めないと、遠回りをしてしまい時間を無駄にしてしまいます。

この記事では、リーディングスキルの上達を妨げている理由を4つ挙げます。そして、リーディングスキル向上の対策を立てるために役立ててほしいと考えています。

リーディングスキルが上達しない4つの理由

リーディングスキルをもっと上げたいけれど、どうしてもできないと感じていませんか?

しかし、そもそもあなたのリーディングスキルが「なぜ上がらないのか」と考えたことはありますか?

もし考えたことがなかったのなら、今からお伝えする理由のうち必ずどれかに当てはまります。お伝えする理由とは以下のとおりです。

  1. 英語を英語で読まない
  2. 語彙力・文法力・練習が足りない
  3. 楽しいトピックを選べない(選ばない)
  4. 苦手意識が強すぎる

それでは、それぞれの理由に関して詳しく説明していきます。

1.英語を英語で読めない

「英語を英語で読めない」とは、簡単に言うと「英語の語順で読めない」ことです。

知ってのとおり、日本語と英語は語順が違います。中学校・高校と英語を学んできたので、あなたは十分に分かっているでしょう。

実は、あなたが学校で英語を学んだ方法が「英語を英語で読めない」原因を作ってしまったのです。どういうことなのか、詳しく説明していきます。

あなたが英語を学んだ方法は、文法と「英文読解」が中心ではなかったでしょか?ここでは、特に英文読解に焦点を当てて解説を進めていきます。

「英文読解」では、英文を読んで日本語に訳していくのが基本です。英文を理解するというよりは、「いかに上手な日本語にするか」ということに重点が置かれた学習方法です。

例えば “I have something which I can do for you.” という英文があるとしましょう。「英文読解では、『私は何かあなたのためにできることがあります。』となります。

しかし、これは英語の語順では読んでいません。「読み返し」といいますが、日本語に訳すため英語の語順とは逆に(つまり後ろから)英文を読んでいくことになります。

また、日本語に訳した後に続くのは『 ”which” は関係代名詞だから ”I can do for you” の文章が “something” を修飾していて・・・』というような、「英語構文の説明」になってませんでしたか?

文法知識は必要です、それがないとしっかりした英語を使うことができません。

しかし、実際に英語を使う場面においてそのようなことをやっていたら、読むスピードは格段に落ちてしまいます。

英語を読む目的は、日本語に翻訳することではありません。当然ながら、書いてある内容を理解することです。しかも、なるべく速く正確にです。

そうするには、「英語を英語で(前から英語を)読んで理解する」ことができるようにならなくてはいけません。

あなたが英文を読んでいるとき、無意識に「帰り読み」をしながら日本語に翻訳していませんか?もしそうであれば、「英語の語順で読む」方法に変えていきましょう。

2.語彙力・文法力・練習が足りない

リーディング学習を始めるために、英文雑誌や新聞、あるいは小説などを用意する前に、「語彙力・文法力」がしっかり備わっているかどうか、よく考えてみてください。

語彙力は3,000語程度(高校卒業程度)、文法は中学校程度のレベルは少なくとも必要です。ちなみに、TOEICのスコアで考えるとだいたい600点ぐらいのレベルだと考えればよいでしょう。

これぐらいのレベルになってから、リーディング学習を始めてください。そうでないと、多くの英文を読んでも、基礎がないため時間をかけても成果が表れにくいからです。

しかし、3,000語というのはまだ「ほんの入り口である」であるという自覚も持ってください。ここからが本番、練習に励みましょう。

リーディングの練習では、辞書はできる限り使ってください。「辞書を引かず、どんどん読んでいきましょう。何度も読んでいれば、自然に語彙力はつきます」ということを聞くことがあります。

しかし、分からない単語は「いつまでたっても分かりません。」

分からない単語は、辞書を積極的に使って調べていきましょう。一度だけでなく、忘れてしまったのであれば、何度も同じ単語を調べましょう。そうやって繰り返していくうちに、脳に記憶が定着して忘れないようになるのです。

単語の確認と同じように行なってほしいのは、「英文法の確認」です。

「英会話には文法は必要ない」という認識は、はっきり言って間違いです。文法の知識がなければ、英文の構造が分からず、それは英文が読めないことになるからです。

最初は、意識しながら分からない英文は慎重に読んでいきましょう。違う単語を使っていても、「文の構造が同じ」であると分かれば、その文法は理解できていると判断できます。

また、品詞(名詞・動詞・形容詞・接続詞・冠詞など)にも意識を向けていきましょう。最初のうちは、特に分からない単語に関しては意味と同時に品詞が何であるかしっかり調べましょう。そうすることで、英語の語順がどのようになっているのか知ることができるからです。

このようにして、「何度も繰り返す」ことで脳内の記憶にしっかり定着させることが大事なのです。

3.楽しいトピックを選べない(選ばない)

リーディングに使う教材は、「自分が楽しめるもの」を使いましょう。目的によってはこのようにいかない場合もありますが、選べるのであれば「楽しい」を優先させてください。その方が、途中で挫折せずモチベーションを保つことができるからです。

英語初心者が、いきなり「Time」や「Newsweek」から始める必要はありません。単語が分からず、「自分は英語ができない」と自信を無くすようだったら、もっと自分のレベルに合わせて、なおかつ読んでいて「楽しい」本を選びましょう。

極端なことを言えば、最初は絵本であっても構わないのです。単語や文法を覚えることが「楽しい」と感じて、英語学習が継続できれば、それは成功といえます。

最初に本を選ぶ時から、「ビジネスに役立つ本」でなくても大丈夫です。あまり神経質にならず、気楽にあなたにピッタリな本を探してください。

4.苦手意識が強すぎる

日本人は、英語に対する「苦手意識」が強い傾向にあります。ある調査によりますと、年齢が上がるにつれて「英語が苦手」と回答する生徒の割合が高くなるそうです。中学生の70%以上が「英語は好きではないと」答えているのです。そのように感じているのに、また勉強をやり直すというのは、言うほど簡単ではないでしょう。

ただ、気づいてほしいのは「英語は日本人にとって第二言語」であるということです。つまり、「できなくて当たり前」なのです。

英語が苦手になる理由の一つが、「自分の英語は完璧ではないから、英語を使うことが恥ずかしい」ことです。このように考えてしまう一因は、中学・高校と「減点方式」で英語を学んできたことでしょう。

しかし、先ほども言ったとおり「英語はあなたの母国語ではありません」。ですので、間違いは必ずあるし、「第二言語が母国語以上に流暢になることはない」ことを覚えておきましょう。

むしろ、「本番での間違いを極力減らすために」練習でたくさん間違えてもらえればいいです。グループレッスンでなければ、あなたが間違えてを知っているのは一緒にやっている英語講師のみです。あなたは、安心してレッスンを受ければいいのです。

【まとめ】

リーディングスキルを上げるためには、まず「リーディングが苦手と感じる理由」を知ることが大切です。苦手である理由が分からければ、どのようにして改善・克服をしていけばいいのか分からないからです。

この記事では、「リーディングが苦手と感じる4つの理由」のそれぞれ具体的に示して、一つひとつ解説しました。時間を要する理由もあれば、あなたの意識が変わるだけですぐにでもリーディングの苦手意識を克服できるものもあります。

リーディングは、英語の基本となるスキルです。この記事を参考にして、一刻も早くリーディングの苦手意識から脱却していきましょう。

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