「自分の英語通じていない?」と思ったときの対処法:慌てず落ち着くこと

英語力アップに必要なこと

英語学習でつまずく原因の一つに、「一生懸命英語を勉強したのに、自信を持って話した英語が通じず、ネイティブに聞き返されてガッカリした」という方は多いです。

自分の英語に少し自信がついてきた頃に、こういった経験をしてしまうと、ショックを受けてしまい英語学習に対するモチベーションが一気に下がってしまいます。

逆に、あなたが話しているのに、黙ってただ聞いていることもあります。そのようなとき、「この人は、私の言っていることがわかっているのかな?」と不安になりますよね。

実は、「聞き返された」あるいは「黙って聞いている」からと言って、必ずしもあなたの英語が間違っている、あるいは通じていないわけではありません。「聞き返す」理由には、単純に間違っているわけではなく、他にもあるからです。また、「黙って聞いている」のは、英語圏の文化的背景が深く関係しています。

そのため、英語が通じないとしても、「慌てず、落ち着くこと」が大切です。落ち着いて話せば、あなたの英語は必ず通じるからです。

この記事では、「自分の英語、通じていない?」というようなことが起こったときに、具体的な対処法についてお伝えします。

「聞き返される」=「英語が間違っている」のではない

まず、英語は「言語」であることを、忘れないでください。英語は何か特別なものではありません。

私たち日本人でも、日本語の会話の中で「聞き返す」ことは日常的にやっていることです。話の内容がわからないと返答できないからです。

つまり、「あなたの言いたいことを理解したい」から聞き返している、と思っていいでしょう。

もし「もう一度言ってください」と言われたとき、ほとんどの人が取るのは次のような行動です。

  • 声を大きくする
  • もう一度ゆっくり話す
  • 違う言葉で言い直す

英会話の中でも、同じように行えばよいのです。

具体的にどのようにやればいいのか、それぞれ説明していきます。

声を大きくする

もしかしたら、単に声が小さくて聞き取りづらかったかもしれません。少し自信がついたといっても、恥ずかしさや緊張で、はっきりと発音できないときもあります。

そのため、特に高齢のネイティブと話をするときは、声の大きさに注意しましょう。大きな声ではっきり発音しないと、全く会話が成立しないからです。

実際に、私(当サイト管理者)がアメリカ留学をしていたとき、アメリカ人家庭でホームステイをしていた時期がありました。家族構成は、ホスト夫婦と旦那さんのお父さんにあたるおじいさんでした。当時(1991年)、おじいさんは90歳ぐらいだったと思います。

耳が遠かったせいもあるかもしれませんが、とにかく会話に苦労しました。普通に会話をしていても、「もう一度言ってくれ」と毎回言われるのです。

同じようにホスト夫婦に話したら通じるのに、「おじいさんだけには通じない」という毎日でした。ホスト夫婦には通じていたため、英語が間違っていないことはわかっています。

声の大きさを変える、という単純なことになかなか気づかず、フラストレーションを溜めていました。

今考えると、「なぜもっと早く気が付かなかったのか?」と不思議に思います。「英語を話さなきゃ」というプレッシャーで、そこまで気が回らなかったのでしょう。

あなたも同じように、単純に声が⼩さいだけかもしれません。そのため、声を⼤きくすることを意識しましょう。

もう一度ゆっくり話す

「英語が流暢(りゅうちょう)な人」と聞くと、どのようなイメージを持ちますか? ほとんどの人が、「ネイティブのように早口」で話す人を想像するのではないでしょう。

しかし、それを意識するあまり、ただ早いだけになったりしてはいけません。「英語は流暢(りゅうちょう)であれば素晴らしいけれども、そうでなくてもいい」のです。なぜなら、「相手にあなたの話している内容が伝わっているかどうかが大事」だからです。

私の場合、初めての相手にはなるべくゆっくり話すように心掛けています。相手は私の英語を聞き慣れていないので、理解できない英語もあるかもしれないからです。

必要以上にゆっくり話すと、緊張がほぐれるという効果もあります。そして、気持ちが落ち着き、考える余裕が生まれます。そうすると、あなたの実力が十分に発揮されるのです。

違う言葉で言い直す

実は、英語は合っているけれど、「意味がわからない」という場合もあります。これは、日本語でも起こり得ることです。

たとえば、「あるレストランをグーグルで検索する」と言いたいときは、以下のように言うのが一般的になりつつあります。

① “I don’t know where the restaurant is, so I googled it.”
※ google = ググる

しかし、インターネットに疎い人にとっては、このフレーズは馴染みがありません。

そこで、このように言い直す必要があります。

② “I don’t know where the restaurant is, so I searched for it by Google.”
※ search = 検索する

①と②は全く同じ意味です。

しかし、②のように言い換えると、たとえGoogleを知らなくても、「Googleというもので、レストランを検索したんだな」と想像ができます。

ある人には通じるフレーズでも、他の人に通じるとは限りません。誰でもわかる単語やフレーズに置き換えてみて、理解しやすい文章にしてみてください。

「無反応」=「わからない」ではない

アメリカのような多民族国家では、様々な思想・宗教・文化を持った人たちが暮らしています。そのため、次のような社会的ルールができてきました。

  • 自分の意見をはっきりと言うこと
  • 他の人の意見をきちんと聞くこと
  • 相手の主義主張を批判せず、まず受け入れること

最近は「他の人の意見をきちんと聞くこと」が重視されるようになりました。マネジメントの資質の一つとしても重要になってきています。

相手の話を「黙って聞く」文化

「人が話をしているときは、静かに聞く」ことが小さい頃から徹底されます。日本でも同じように教育されますが、アメリカの方がより厳しく教えられています。

実例として、アメリカ在住の女性の話をしたいと思います。

彼女がアメリカへ渡って最初の頃、現地の人が自分の話を聞いている間、あまりにも静かで驚いたそうです。相づちさえなく、聞いているのいないのかわからないから、「自分の英語は通じているのか?」不安になったと言っていました。

しかし、アメリカで過ごすうちに、「これはアメリカでのマナーなんだ」と気づいたそうです。

それ以来、話している間の沈黙による不安はなくなり、「この人たちは、私の話を聞いていてくれている」という安心感に変わったのです。

このように、「話し相手が何も言わない」は、「あなたの話を聞いていますよ」というよいサインであることを覚えておきましょう。

それでも不安になるときに使える「確認」フレーズ

いくら「沈黙が続いても大丈夫」だと言っても、本当に「この人は私の話を聞いているのか?」「みんなに私の英語は通じているのか?」と、相手に確認したくなるでしょう。

そこで、話が通じているかどうかを確認するために使える、便利な英語フレーズをいくつか紹介します。

  1. “Do you understand what I am saying?”
  2. “Do you follow me?”
  3. “Are you following me?”
  4. “Are you with me?”

1~3までは、どのシチュエーションでも使えるフレーズです。4は、友達同士など、近い関係の人に使う方が無難でしょう。

一方的に話しているように感じてきたら、一息つく意味でも上のフレーズを使ってみてください。意外な質問が出たり、今までの話の感想が聞けたりと、話の幅の広がりを作るのに役立ちます。また、一息つくことで注意を自分に向けさせることもできます。

上のフレーズを効果的に使って、あなたの話を聞いてもらう工夫をしてみてください。

まとめ

「もう一度言ってください」と聞き返されたり、何も反応がないように感じたりしまうと、「自分の英語が通じていないのかな?」と考えてしまい、焦ってしまうものです。

しかし、そうだからと言ってあなたの英語が通じていないとは限りません。落ち着いて対処をすれば、簡単に解決できることを覚えておきましょう。

聞き返されたら、「声を大きくする」「ゆっくり話す」「違う言葉で言い直す」のいずれかを試してください。

また、相手が何も言わずあなたの話を聞いているのは、英語圏では当たり前のルールであることを覚えておくといいです。そして、こちらから話の内容を理解しているかどうかタイミングを見計らって聞いてみると、内容の幅が広がるでしょう。

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